☃︎・それは無理だと言ってるのに。 ページ14
最近、舘さんとのテレビ番組や雑誌でのペアが多いAです。で、雑誌の撮影で今日も2人なんだけど、私が今1人でいるのをいいことにある女性スタッフから言い寄られている今現在。
ｽﾀｯﾌ｢Aさんって柳田悠岐さんの妹さんなんですよね！！｣
｢え、あ、、はい｣
ｽﾀｯﾌ｢ファンなんです｣
｢ありがとうございます。きっと兄も喜びます。｣
ｽﾀｯﾌ｢ふふ、良かったです｣
｢これからも推してあげてくださいね｣
ｽﾀｯﾌ｢もちろんです。あの、おn｣
宮舘｢姫〜？｣
｢む？？舘さんどうしたの？スタッフさん何か言いました？｣
ｽﾀｯﾌ｢いえ。｣
宮舘｢すみません、失礼します｣
舘さんが私に話しかけてきたら、ちょっとムッとした顔をしていなくなった女性スタッフ。
なんか、怪しいな。
宮舘｢ごめんね、話してる途中だった？｣
｢ん？ぜんぜーん、大丈夫。｣
宮舘｢マネージャーから伝言で今日の午後の仕事延期だって。｣
｢あ、そうなの。じゃあ、オフだ｣
そんなお話をしていて、その後もしっかり雑誌の仕事をこなした。で、着替えとか楽屋で片付けしてるときにさっきの女性スタッフさんにまた呼ばれた。
｢舘さーん。｣
宮舘｢ん？｣
｢スタッフさんに呼ばれたからちょっと出てくるねぇ！｣
宮舘｢わかったー。待ってるね｣
｢ありがとう！｣
ｽﾀｯﾌ｢お疲れ様です！｣
｢お疲れ様です。本日はありがとうございました｣
ｽﾀｯﾌ｢こちらこそ、ありがとうございました。あの、本当に柳田悠岐選手のファンなんです！ぜひ、サインを頂けないかな、と。｣
｢すみません、そういうの受け付けてないので。｣
ｽﾀｯﾌ｢なんで？！｣
｢1人にあげたらみんなにあげないといけなくなるじゃないですか。｣
ｽﾀｯﾌ｢絶対に内緒にします｣
｢だから、それでもダメなんですよ｣
ｽﾀｯﾌ｢なんで？！？！｣
｢いくら兄妹でもダメだって決まってるんです。そういうの本当に辞めてください｣
ｽﾀｯﾌ｢なんでダメなんですか？！｣
｢逆になんでいいと思ってるんですか？！｣
ｽﾀｯﾌ｢Aちゃんの知り合いなんだからいいじゃない！｣
｢今日初めてあったのになんでちゃん付け？タメ口？｣
ｽﾀｯﾌ｢私達、友達じゃないですかぁ？｣
｢はぁ？？｣
ｽﾀｯﾌ｢いいじゃないですか。友達ならサインくれたって！！｣
｢何回言えば理解してくれるんです？無理なんですって！｣
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作者名：Flute | 作成日時：2023年12月20日 16時
