俺のイケおじ2

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岩「んっ・・このタピオカ美味しいっ」


目「凄いモチモチしてる」




お目当てのタピオカ買って貰って俺よりもテンション上がってる照くん。
クフクフ笑ってる顔が可愛いくて昨日の事が嘘の様。。。
夏休みなだけあって、この時間帯でも人通りが多い。
それにちらほらテーブルやカラフルな屋台も見えてきた。


目「・・ね、何処に向かってんの俺達」
岩「着いてくれば分かるよ、ほらアレ」


駅前を歩いて通りすぎて、商店街のアーケードに入ると沢山の屋台と
沢山の人。そして異国の匂い。。


入り口にはアジアンフードフェアと書いたアーチが立っていた。



目「イベントやってたんだ」
岩「そ、今日昼に飯買いに行く時告知の看板見つけてさ。お前好きかな〜って思って」

コッチって手招きされると受付で貰ったテーブルの番号が書いてある札を置いて、
屋台に向かった。

小籠包、ルーロー飯、フォーにガパオライス・・・美味しそうなのが沢山。


目「あれ何だろ？カレー？」


照くんの服の裾をグイグイ引っ張る。

岩「マッサマンカレーだってさ、タイカレーだな」
目「じゃあ俺それ食べる♪」

テーブル番号を使って注文をする。出る時に受付でまとめて支払うやり方らしい。



ココナッツの香りがして辛過ぎず美味しい。
いつか本場のカレー食べてみたいな。カレーだけじゃなくて
色々な料理を食べてみたい。こんな事考えるきっかけになったのは
やっぱり照くんや舘さんの影響だ。あんなに何も考えず渇いた日常を
送ってたのにな。。。



目「ん？パクチーの匂いする」
岩「苦手だった？」
目「ううん、美味しそうだねそれ」

対面に座ってる照くんが食べてるのはパッタイとサムギョプサル
シンハービールってタイのビールも飲んでてご機嫌だ。



岩「・・ふっ、ww」

目「え？何？？」


笑って指さされたけどよく分かってない俺に手を伸ばして照くんが
口元を拭ってくれる。カレーが付いてたみたいだ。
ゴメンって紙ナプキンを手渡そうとしたらあろう事かそのままパクッと
その指を舐めて取った。


目「ちょっ・・・ちゃんと拭いて！////」
岩「美味いなこのカレー」
目「そういう事じゃなくて・・」


何も考えずにした事なんだろうけど無駄にドキドキさせないで欲しい。。

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