俺のイケおじ2

５ ページ21

：






：






渡「アレ？休みなのに出勤してんの？」




休日。

いつもの体のメンテナンスをしに行った帰り、
会社に置いたままにしてた資料を取りに通り掛かると
誰もいない筈の部屋のいつもの場所に何故か照が居た。





岩「ちょっと調べたい事あってさ・・」

渡「ふ〜ん・・わざわざ会社来てまで？しかも
ワイシャツ姿だし、」





よく見れば昨日と同じ服着てるし、つーか・・・





渡「・・・お前、昨日めめと会えた？」




岩「・・・・・・・・・・約束破った」

渡「はぁ？」









＊







向「お〜めめ！昨日はどやった？全然連絡返して
こーへんから心配やってん」


買い出しの途中に、舘さんの所へ寄れば康二が
ホッとした顔をして絡んできた。
そういや連絡するの忘れてた、ラウールにも・・・
マジでごめん。


向「ちゃんと浴衣姿見せた？惚れなおされたんちゃう？？」

いつもの距離感でコソコソ耳打ちされるけど、
康二のテンションとは反対に俺は苦笑いで返す。



目「いや・・・」
向「どしたん？」
舘「康二、レジ打ちお願い」
向「あっすんませーん！」




俺の雰囲気を察したのか奥から舘さんが出て来て
俺の肩をポンと叩いた。




舘「コレ、メロン貰ったからお裾分け」
目「わっ・・有難う」
舘「何があったか分かんないけど、無理して
言わなくていいからね」
目「・・・・はい」
舘「康二、心配してたから後で連絡だけしてあげて」


俺はペコっとお辞儀して忙しそうな康二に
アイコンタクトして店を出た。







ダメだ。
　
こんな顔してたら皆に気を遣わせてしまう。



両頬をパチパチ叩いて、よしっと小声で気合いを
入れ直すと俺は携帯を取り出した。

６→←４

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す