26「ただの同期じゃいられない」（目黒side） ページ26
夜のショーが見終わって、人の流れに交ざりながら満員の電車に乗り込んだ。
しばらくすると、ぎゅうぎゅうだった電車内も人が少なくなってきて座れるようになった。
座った途端俺の肩に頭を預けて眠ったのは愛。
しょっぴーはAちゃんの隣でスマホを冷静に見てるけど、肩にはAちゃんの頭が乗っかってる。
たぶん冷静じゃないはず。
「Aちゃんも寝ちゃった？」
渡辺「あぁ。珍しいな、Aが疲れて寝るなんて」
「しょっぴーの肩が居心地良かったんだよきっと」
しょっぴーはAちゃんを一瞥して優しく微笑んだ。
その目はとても愛おしい人を見るかのようだった。
「今日はありがとね。愛のわがままに付き合ってくれて。あと、二人にしてくれたことも」
渡辺「別に・・楽しかったし」
「素直じゃないなぁ(笑)・・あ、ひとつ聞いてもいい？」
渡辺「何？」
「Aちゃんと、なんかあったでしょ？」
渡辺「・・・・」
そう俺が思った理由は、駅へ向かう道中、人ごみの中をかき分けていくなかで偶然見た、しょっぴーとAちゃんが手を繋いでいた場面。
きっとはぐれないように、という理由なんだろうけど、しょっぴーが突然そんなことをするなんて今まで見たことがなくて俺は目を見開くほど驚いた。
そして、さっきみたいにAちゃんを見つめる時の表情とかも。
渡辺「・・・何かあったわけではないけど、」
「うん」
渡辺「守りたくなったんだよ」
「おぉ」
渡辺「・・・何だよその反応」
「だから手を繋ぎたくなったんだ？」
渡辺「は、お前なんで・・」
「人がたくさんいるからってバレないと思うなよ？(笑)」
からかったら、しょっぴーは難しい表情をしながらも顔をほんのり赤くした。
その言葉も表情も、物語っているのはあるひとつの感情だと思う。
「前さ、俺らの関係性は変わらないって言ってたけど、変わりそう？」
渡辺「・・・」
「もう、ただの同期じゃいられないね？」
渡辺「・・・わかんねぇ」
「こういう時は思うがまま行けばいいの。好きなんでしょ？Aちゃんのこと」
問いかけて、少しの沈黙の後、
渡辺「うん」
確かに頷いて言ってた。
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かきピーのピーナッツ(プロフ) - 続きが気になりますっ、、、、 (8月17日 16時) (
レス) @page39 id: fe8bba5d02 (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - ななぽんさん» コメントありがとうございます。そしてお返しが遅くなってしまいすみません。ブラザービート、超好きです。滝沢歌舞伎、そういうシステムなんですね！？オタクはお金出すんで、演目が変わるなら毎年欲しいなって思っちゃいますね(笑) (2022年4月26日 1時) (レス) id: f3c1546d7f (このIDを非表示/違反報告)
ななぽん(プロフ) - 更新待ってました！いつも楽しませていただいてます！もうすぐシングル発売で楽しみですね〜！滝沢歌舞伎は2年ごとしかDVDださないみたいですが毎年ほしいですよね！ (2022年3月29日 3時) (レス) @page34 id: 9658e76aab (このIDを非表示/違反報告)
みあ(プロフ) - 優菜さん» コメントありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです！ (2022年3月5日 11時) (レス) id: f3c1546d7f (このIDを非表示/違反報告)
優菜 - 楽しみに呼んでおります。これからも頑張って更新していってください。 (2022年2月19日 6時) (レス) @page28 id: 2c966559c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みあ | 作成日時：2021年12月15日 2時
