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目黒side
今までに見たことないくらいに怒ってる佐久間くん。
やっぱり顔を上げられなくて、失礼を承知でそのまま謝る。
「 ほんとに、ごめん 」
佐久間「 俺ね、蓮に怒ってるわけじゃないよ 」
「 え？ 」
思わず上を向いたこの目に映ったのは
泣いてるような笑っているような、そんな佐久間くんだった。
佐久間「 蓮の気持ちもね、分からないことないの。 」
よっ、と近くの椅子に座る佐久間くん。
佐久間「 好きだって勘付かれて、拒否られるのが怖いんでしょ 」
分かるよー、それはまじで。とわざとらしく頷く佐久間くん。
伊達にアニメとか漫画見てないよね。
でも、頷くわけにもいかず黙りこくった俺を見て
鼻で笑った佐久間くんは気のせいじゃないはず。
佐久間「 自分は拒否られたくないのに、翔太のこと拒否るっておかしくない？ 」
「 自分でも最低だと思ってるよ、毎回、毎回… 」
佐久間「 思ってるだけじゃ何にも変わらないよ 」
「 …分かってる 」
佐久間「 思ったら行動しないと。想いは黙ってても伝わらないし 」
「 でも、… 」
怒涛の正論ラッシュに何も言えなくて。
頭では分かってるし冷静になればどうしようもない後悔の波が押し寄せてくる。
佐久間「 …翔太の座右の銘知ってるよね 」
「 やらない後悔よりやって後悔。でしょ？ 」
佐久間「 そ、翔太らしいよね。 」
そう、ふわりと微笑む佐久間くんの笑顔に近視感を覚えた。
佐久間「 後悔するのは行動してからで良いんじゃない？ 」
佐久間「 まっ、俺は別に良いんだけどね、このままでも 」
「 え、 」
俺的には好都合だったりするからさ。そう聞こえた気がした。
佐久間「 態度。もう少し考えなよ〜 」
それだけっ、と軽く飛びながら立ち上がった佐久間くんが俺の方に歩いていきて
すれ違いざまにそっと呟いた
佐久間「 お前が変わらないなら俺が翔太貰うから 」
……は？
何か言葉にしようとして振り返った俺を見て
佐久間くんは悪戯げな笑みを浮かべた。
その笑顔は今まで見てきた佐久間くんの笑顔じゃなくて。
悪戯っ子のような笑みに近いものはあるものの
強い想いがこもっていて、、、
あぁ、やっとわかった
佐久間くんも……
「 俺と同じ…か 」
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作者 - あやかさん» いえいえ😆他にもございましたらお気軽に行ってください✊🏻💙 (2月7日 16時) (
レス) id: 8f4e7b375a (このIDを非表示/違反報告)
あやか - 作者さん» 阿部こじ🧡💚の絡みありがとうございます！これから2人がどんな話をするのか楽しみにしてます！これからも楽しみにしてます！ (2月7日 7時) (レス) @page9 id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
作者 - あやかさん» コメントありがとうございます😭佐久間くんとの会話は特にこだわった部分なので、そう言って頂けて本当に嬉しいです☺️あべこじですね、了解しました🫡💙 (2月2日 18時) (レス) @page5 id: d00d638198 (このIDを非表示/違反報告)
あやか - はじめまして！さっくんの発言が全部さっくんが言いそうな言葉ですごいです!!リクエストなのですが阿部ちゃんとこーじの絡みがみたいです！もしよければ作ってください🙏続き楽しみにしてます！ (2月2日 16時) (レス) @page5 id: 61da00fff5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：優莉 | 作成日時：2024年1月26日 19時
